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SeekLet
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作詞 游希 |
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夢から覚めた僕の中で
流れる血が叫び始めた
「いつまでそこで居座ってんだ」って
答えなんか聞かないでよ
ここにいると居心地が良くて
いつまでも寝てられるんだよ
呆れられたっていい
どうせ僕は弱いんだ
自分の血に嘘をついてみた
嘘だってすぐバレること知ってて
試しに人差し指に刃物当てて
何の為になんか気にしない
生きてる証拠が見れればいい
そこはきっと立ち位置じゃない
もっと奥もっと奥
光なんて当たらない
それでこそ僕だって
誰かに言われた訳じゃないのに
自ら勝手に退いた
前は向いてる後ろに下がりながら
これじゃ意味ない
現実味のある世界に帰りたいよ
ここに居座ってどれくらいだ?
暮らしてなんかないけど
満足に生きているから暮らしている
あの日付けた傷跡は
今も血が流れてるけど
不思議に痛みは消えていた
あまりに無力な自分に自分が呆れたのかな
「また逃げて逃げ回ってここに来るのか」って
見知らぬ誰かに笑われた
誰かが足に刃物を当てて
何の意味もなく切り裂いた
それでも僕は痛くないよ
だってこんなに強いから
そこはきっと居場所なんかじゃない
もっと深くもっと深く
誰かに言われた訳じゃないのに
自ら勝手に潜ってった
光に当たると焦げそうで
明日なんか目をつむって
いつのまにか通り過ぎちゃって
意味ないのなんて当たり前
現実味のある僕はどこにいるんだろう?
そうその刃物こそ
血が与えた最後の指名
切り裂いた足は逃げる手段落とす為
気付いた時はもう遅かった
僕はそこにはいなかった
流れ出した血が真っ赤に線を描いて
陽だまりの下海面下顔出して
溺れてるような犬かきで
別世界に出てきてしまった
影も光も闇もないまさに現実
勘違いだって叫ぶ自分さえ聞こえなかった
探し物は現実ですか?
それとも無くした足ですか?
僕は答えずそっと笑って見せた
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