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Message
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作詞 游希 |
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【Message】
いつもなら隣で私がおどけて見せて
君を傍に寄せてみる
素っ気ない顔も今は一人だけのもの
変わり果てた天使の矢
折れることなく左胸に刺さってる
あの時くれた手紙の最後
破れずに破らずに
箱にしまってある
一人の部屋はこんなに寒く広いなんて
無くしたものが大きすぎて気付かなかった
テレビに光る夕日の色と窓の奥の光が滲んでゆれる
たとえ景色はそのままでも確かに滲む、色と思い出
拭うものが見付からない
誰かが後ろで馬鹿にして
私を奈落に突き落とす
這い上がる術(スベ)を持たずに
未だに名前を呼んでいる
ただ一人の名を叫んでる
声にならない私の叫び
誰か気付いて……ねぇ
この世は不思議なことばかり
消えたアドレス探す指を抑えて泣いて
こんなに惨めな人間が
あれほど気高く生きれるだろうか
明日貴方に会っても
きっと知らない二人
鍵を無くして探していても
見付かる訳無いよ
君は今日も街に降りる
私を置いて箱を捨てて
結ばれないなら信じない
もうダメだって
誰か教えてよ
君がくれた天使のペンダント
今はもう悪魔の顔して私を見つめてる
それもついでに入れておこう
手紙だけだと寂しすぎるから
折れて刺さった矢の先が
自然と胸に馴染んでく
今はこの部屋の広さが素敵に感じる程に狂おしく美しい
テレビのスターが笑って話してる
夜空の星達は変わらず輝いて
私に紐を落としてる
ようやく叫びが声に変わった
『あなたは誰?』
この世は不思議なことばかり
消えたアドレス探す指を抑えて泣いて
こんなに惨めな人間が
あれほど気高く生きれるだろうか
明日貴方に会っても
きっと知らない二人
鍵を無くして探していても
見付かる訳無いよ
君は今日も街に降りる
私を置いて箱を捨てて
結ばれないなら信じない
もうダメだって
誰か教えてよ
逢いたいよ……
記憶の最後はせめて鮮やかに
新たな記憶を作る為の糧として
気付けば胸は元通り
滲んで消えた景色と星が今は傍に
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