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人魚姫の慟哭
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作詞 naococo |
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置いてきたのね 寂しいのね
だけど私にはあげられない
あなたにも 渡せない
虚しい憂鬱が 蜷局を巻いた
どこに行けばいいのかなぁ
あなたが置いてきたもの
今の私には 見えそうにもないの
いつか それも泡になっちゃうのね
水底に 光る 慈しみ
ひとつ 私に落としてください
すべてを失う前ならば きっと
手探りで 見つけたいの
どこに行けばいいのかなぁ
もう何も残ってないの
今の私では あなたの瞳にも映らない
ほんとうは すぐ傍にあったのに
水底に 光る 慈しみ
ひとつ 私に落としてください
解かれていく気がしたの
あなたが 私が わたし、が
うしなったものも しらずに
もういちど もういちど を なんどもねがって
とまどうばかりのあなたが
おいてきたものも しらずに
「泣きそうな空に あの日を思い出して
今度は私が 泣きそうになった
ほどかれたのは 私でも あなたでもなく
千切れそうな思いだけだったの」
(虚しい憂鬱が、蜷局を巻いた)
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