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英雄論
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作詞 naococo |
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「何も変えられない」 嘆いていた幼い手が
僕の頬に触れた瞬間 静かに闇は引き裂かれた
理屈を通り越した 一瞬の輝きに乗せて
いともたやすく 孤独を救い出してしまう
地球は救えなくても 誰かのヒーローでいられるなら
僕も君のように 孤独を癒せる人で在りたい
言葉もうまく紡げなくて 思いも裏目に出てばかりで
惨めで情けない僕だけれど 闇を包める人で在りたい
行きたい場所があるんだ ずっと遠いところだけど
孤独を重ねて 輝きに誘われて そうして知った場所があるんだ
あの手の意味を すべてがきらめいた瞬間を 僕のこの歓びを
すべて与えてくれた君に 知っていてほしいと願うよ
言葉少なな僕の前で 言葉もなく奏でる君は
いつからか 傷つける言葉を知ってしまった
誰より鮮やかな笑顔も 透明な世界に霞んで
音に任せて 声もなく涙を零して
後悔のためだって すべてを塞ごうとしてしまう前に
君の手で救われた 僕を思い出して笑って
君の言葉で傷付いた 誰かの思いは胸に刻めばいいから
こんな臆病な僕でいいなら 君を包める人になりたい
行きたい場所があるんだ ずっと遠いところだけど
孤独を重ねて 輝きに誘われて そうして知った場所があるんだ
あの手の意味を すべてがきらめいた瞬間を 僕のこの歓びを
迷いの中で躊躇う君に 知っていてほしいと願うよ
すべて与えてくれた君に 知っていてほしいと願うよ
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