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僕は僕の僕
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作詞 NO NAME |
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それは そこにあるようでないもの
ないようであったりする 不思議なもの
掴もうとすると霞んでしまう
でも 僕が興味の無いふりをすると また現れる
そうして互いの距離が縮まって
だんだん二つは一つになって
そいつは僕の中に隠れちゃって
いつしか 僕は僕を探すようになっていた
いったい いつから間違えたんだ
何をどうしたら こうなったんだ
答えてくれる声は聞こえてこなくて
問いかける意味も失いかけてて
もう 僕なんてどうでもいいや
なるようになってしまえばいいんだ
そんな事 言ってみたって
なんとも言えない違和感があって
やがて僕は迷いだした 心の奥で彷徨いだした
ドクンドクンと聞こえる鼓動に怯えた
それを止めようと 右胸を開いて
やっと気がついたんだ 僕がいない
僕の中から僕は消えてて
代わりに知らない誰かが住んでて
そいつを「僕」とは呼びたくなくて
例えそいつが僕だとしたって
信じたものとは全然違って
この手で息の根 止めたくなって
でも もし 万が一 誰がなんと言おうが
どんだけ駄々をこねようが
それを「僕」としなければならないなら
そいつが「僕」になってしまうのならば
その事実に 力無く 僕は僕を探し続けてみたり
綺麗サッパリ 跡形も無く 僕は僕を諦めてみたり
溜息ついて 仕方なく 僕は僕に付き合ってみたり
結局それさえも 僕が決めてしまう
今日も 僕が僕を決めてしまう 僕が 僕が 僕が
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