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doll
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作詞 水淵 |
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儚げに仰ぐ 悄然な空
人混みに紛れて 消えてゆく
遥か彼方の 蒼い夢
手を伸ばしても 掴めない
意識を持たない人形は
記憶の中で 削り取られて
籠に囚われた鳥達は
永久の刻印に 縛られる
刹那ニ生キル 幻ノハナ
主 貫いた 彷徨う刃
仮初の姿で 朽ちる徒命
叶うはずもない願いを 胸に
いつか貴方に 手が届く日を..
闇夜に浮かぶ 魄然な月
届かず途絶えて 引かれ合う
揺らぐ命が 離れ迎き
手を伸ばしても 触れない
意識を持った人形は
徐々に記憶 蝕まれて
枯れ堕ちたハナは崩れ
私も闇に 呑まれる
羅刹ニ向カウ 一閃ノ瑩
罪に抗った 残酷な堕天使は
仮初の姿で 尽きる徒命
轡格子の中で 足掻き続けて
貴方に手が 届く日を待つ
枯れた泉の 深淵には
永久に浹る躯が 時を翔ける
浚い淤から 拔け出して
水を湛えた 其色月の彼方へ
紺碧封ジ 一切ノ夜ヘ
曾て 此処に在った 錆び付く剣
仮初の姿で 果てる徒命
叶うはずもない願いを 胸に
貴方の名前 唱えて祈る
主 切り裂いた 彷徨う刃
仮初の姿で 朽ちる徒命
轡格子の中で 足掻き続けて
いつか貴方に 手が届く日を
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