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僕にない記憶
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作詞 アアル |
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秋の月の涙は 氷のようにもろく
2人の間の 溝を溶かして
夏のなごりと夢には 最高の挨拶を
永遠と紙に 走りがきをそえて
ありもしない世界に 願いをかけて
私を快く 閉じ逝く身へといざない
ささやけない言葉に 滅びを感じ
貴方を導ける 沈む朝日に喜び
閉じる瞳の中
私を連れ去る列車を どこまでも止めて
貴方にはできなくとも奇跡を信じるよ
思い出にだけ足跡を 残したくはないの
ささやく秋の虫にじりじりと願うわ
どこまでもついて来る現実を
灰になりそうなこの身で
はかなく振り払いながら・・・
やわらかい木漏れ日には 笑えない笑顔で会釈
貴方の体温は 吹きぬく北風
新しい扉は徐々に 真正面で流す涙
残す思い出は 私のいない記憶
薄れる意識と私に 可能をつけて
無理の香は あえて見向きもしないように
ふりむけない世界に つなぎとめておいて
隣で眠る 貴方に祈りをさずけます
あの寒さを感じながら
私を連れ出す列車から 私を出して
貴方には無理だということをわかってはいるの
でも私はかけて信じるの あまりにも寂しいから
感じるの私の近くで もうすぐ起きることを
失いたくない記憶には印をつけて
貴方のポストに投函するの
見られないことを祈りながら・・・
感じてほしいの 貴方の頭に
私がいなかったことを
もっていきたいの 私の頭に
貴方がいたことを・・・
私を連れ出す列車は 発車の時刻
貴方には見送ってほしくないの つらいから
私が残した置手紙には「私を忘れて」
貴方に残す記憶は 私と会わなかった記憶
でも私は残すの 貴方のポストに
私が貴方と過ごした記憶を
貴方が見ないことを祈りながら・・・
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