|
|
|
君がいい
|
作詞 ほら吹きに毛の生えたにわか詩人 |
|
さっきから20分ほど待っていても
バスはなかなか来ないから
もう待てなくて 停留所辿って歩きだした
2月の中頃 蕾はまだ開く時期ではないけれど
君を想ってばかりの 春の初まりで
君がいいんだ
それは例えば どんな高級料理のパスタよりも
美味しく感じる 家庭のスパゲッティみたいに
僕は君を好んでメニューを閉じる
君がいい そうだ 君がいい
さいわい 今日は穏やかな春の陽射し
きっと君のことだから
待ち合わせ時刻より ずっと前に着いてんだろな
国道の向こうに 君の元へ自転車こいでく僕がいた
サーッと吹いた風を深く吸い込む
君がいいんだ
それは言うなら 園庭で育ったチューリップより
綺麗に咲いてる 黄色いタンポポみたいに
僕は君を見つけて摘み取るんだ
君がいい そうだ 君がいい
相変わらず僕は遅刻して
言い訳を頭の中 巡らしている
それでも君は 笑って許すんだ
怒ってくれる日もいつか来るかなぁ
君がいいんだ
たとえ明日が 雨だろうが晴れだろうが
関係無いんだ 君と僕との予定に
きっと支障はきたさない
君がいいんだ
ずっと一緒に なんてまだ言わないから
明日までは 僕と一緒にいてよ
明後日まで僕ら 一緒にいようよ
君がいいんだ そうだ 君がいい
|
|
|