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白い世界
作詞 simplen
新しい季節を迎えるように

ひだまりが世界を温める

僕の上に一枚、もう一枚と

いびつな形のハートが舞う

穢れなんて言葉は似合わないその白は

どこか可愛げで忘れたい誰かを思い出す



「きっとまた会うでしょ」

あの時のそれだけの言葉が

今もこれほど胸を締め付けている

君が思っていたよりも

僕が思っていたよりも

大きな想いが気恥ずかしくて

あのとき苦笑いしたけど

どこかやっぱり切ないや



美しさを独り占めしたくて

本にひっそりはさんだ白いかけらは

茶色く萎んでしまった。

「こんな想いも早く萎めばいいのに」

僕の中に潜む白は季節が移ろうとも

色鮮やかに僕の頭を埋め尽くす



貸したミスチルのCD

君は聴いているのかな?

同じ音楽聴いていたら嬉しい

だけど喜んではいけない気がして

柄にもなく、スピッツをリピート再生



5月の暖かい光が緑をつきぬけて

木漏れ日として僕に降り注ぐ

世界を白く塗りつくしたあの春は

白い欠片はまるで存在しなかったんだ

と言われた気がした



僕の瞳に映える白は

「あなたじゃない」と僕を

拒んでいたんだ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 白い世界
公開日 2011/07/06
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 片思い
コメント 5月に書いたものを今、アップします。白=桜のことです。僕にとって「白」の人がいつまでも頭を離れません。こんなに好きなんです。今でも。
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