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手紙
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作詞 テギュン |
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巡り来る季節の中で 巻戻るあの日の記憶
分水の駅まで握った 冷たくも温もり感じさせる指
別れ際 君に渡した 走り書きの一枚の手紙
アドレスと想いだけ残して 僕は右のポケットに手を忍ばせる
電話をかけるか迷って かけても返事は来なくて
手の甲に幾つも 傷を走らせる
弱い私を見て 一人は駄目と分かった?
それともあえて 孤独を選ばせた?
あの日から早1年が過ぎ また雪がちらつくこの季節
新しい他人で紛らわす 寂しい凍えた日の右手
いつからか 傷も癒えてきて 貴方の事忘れそうな冬
でも想い出は出処を知らずに 雪のように心の隅に降り積もる
消したくても消せなくて 消しても消しきれなくて
手紙にに幾つも 筆を走らせる
強い私となら 逢えない方を選んだ?
それでも逢えただけで心は満たされた?
それともあえて一人を選ばせた?
紅色の小さな手紙に込めた冬
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