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風
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作詞 福音 琉依 |
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絶えることなく吹くは風 憩いの都
海の向こうからやって来る 神の使者
地平線に住む人の 届かぬ思い
風に乗せては 運んでくる
愛する者と 愛される者と
幸せの度合いなどない
森を抜け 空を飛び吹くは風
目には見えずとも 心に恋う
生まれる前から 知っていたかのように
風を追う こどもの唄
置いてく者と 置いていかれる者と
悲しみの優劣などない
生まれる者と 死んでいく者と
生き死にの重さなど量れない
吹く者と 吹かれる者と
想いの深さなどない
今日もまた 野を駆け抜ける風
時には雨と 時には雪と
地球とともに存在し続ける
命のゆりかご それが「風」
去る者と 去られる者と
寂しさなど 測り知れない
幾多の別れと出会いを経て
今ここで吹いている
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