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土露(とろう)
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作詞 福音 琉依 |
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悲しいことを悲しいと語る 声の綴られし道
その上をたった一人 歩いていく
失うことは辛いと知っているはずなのに
僕らはいつだって 後悔しなければ分からない
深い深い海の底 いつまでそこにいるのかと
私に問うた人がいた
出られなくてもよいのだと そっと呟くその声に
彼の寂しい歌が泣く そんな小さな音がした
声の綴られしその道を 歩いた先に見た景色
小さな旅人が前を行く 歩いていく
失ったものは戻らないと知って失うならば
その深い悲しみを 背負うのは当たり前なのだ
暗い暗いその先に 自ら向かう勇気はあるかと
私に問うた人がいる
もうどうでもよいのだと そっと囁くその声に
突き放すその怒鳴り声 こぼれた雫の音がする
海の上に浮かぶ月 それは新たな世界の始まり
どんなに癒えない悲しみも どんなに深い苦しみも
明けない夜はないように そっと光を差してくる
元には戻ることはない 失う前には戻れない
それでも時は止まらない 歩いてく
一度後悔したならば 次はしないように生きればいい
心に涙を降らせたら 太陽がそっと微笑んだ
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