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憐れ絶夜
作詞 威地
                
この夜は長いと 瞬く星が伝えてくれた
静寂に心を 奪われた宵闇
凍てついたこの手を 温めようと白い吐息を
包みこむもやはり 寒さが身に沁みて

失うことに慣れても 温もりには慣れない
孤独を逃げ道に 用意してきたから

何が哀しいの 何に泣き続けるの
答えを出すことさえ怖くて
先延ばししては 後でまた苦しむよ
自分の心を覗きたい


観月橋を渡る 今夜の月は朧 生魄
滴る夜露より 冷たいよ涙が
希望を歌っても その光が闇を創り出す
破壊にも等しい 愛しい人の性

射し込んだ光にさえ 目を逸らしてしまう
果てのない暗闇を 彷徨ってきたから

何を夢見るの 何を望んでいるの
この心と向き合いもせずに
壊れてくことで 現実から逃げてる
絶望という名の楽園


何処に逝きたいの どの景色が見たいの
逃げ切ることなど出来ないよ
助けなどいいと 強がるのが得意で
道を引き返せない――

逃げ道は無いと 気付き始めた頃に
搾り出した声は微かに
本音にも似てる 忘れていた感情
ただ幸せになりたかった






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歌詞タイトル 憐れ絶夜
公開日 2011/01/28
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 冷え切った心には眩しすぎて
届くはずの幸せさえ見失う

憐れ過ぎる人の性
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