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DOLL
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作詞 荊 |
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真っ白な顔映す赤い河 やけつく太陽は腐りかけのオレンジ
狂い鳴く黄色い鳥追いかけて ガラスの靴につまづく
「もう帰りなさい」とドアを開け 微笑ながら背中を突き飛ばす
最後の声聞こえないフリして 扉閉ざした
夢でもいいの 夢ならいいの 望むことなど他に何もない
目覚めるたびに動かないこの両手が あなたを殺さないように
鎖のように絡まる火のグリーン メダルの月は彼方に堕とされて
青く吹き抜ける風に刻まれた 体は天を仰いだ
見つめる目は瞬きひとつ忘れて ただ姿を灼き付けるだけ
覚めない夢の中でならあたしは 楽になれるの?
夢でもいいの 夢ならいいの 望むことなど他に何もない
目覚めるたびに動かないこの両手が あなたを殺さないように
「もう帰りなさい」とドアを開け 微笑む顔が醜く歪むとき
うつろな瞳曇らせて時が動き始める
戻れはしない 戻りたくない この声でその名を叫びたい
触れ合うたびに募る想い もう我慢できない だけど全てが
夢でもいいの 夢ならいいの 望むことなど他に何もない
目覚めるたびに動かないこの両手が あなたを殺さないように
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