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ダレノセカイ
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作詞 くまのこゆうや。 |
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またどこかの誰かが傷つけ合った
涙を枯らした世界は 僕にそう言った
批判や罵声が飛び交うなかに
泣き疲れていた君は 耳を塞いでた
『泣いてるのかい』『泣いてないよ』
無理させているのは いつも僕達人間なんだ
こうして誰かを傷付けるだけが大人って言うなら
僕は人の痛みがわかるなら 子供のままがいい
力だけが 権力ってやつが この世で一番偉いなら
僕は折れかけた羽で この世界から出ていきたい
初めから決められたように働く
これが偉いひとが決めた 僕らの人生プラン
働いて働いて壊れていく身体は
気がつけば もう戻れないとこまできてた
『一人は好きだよ』『でも独りは嫌いだ』
だって寂しいもんなぁ だからもうそんなの 嫌なんだ
こうして誰かが寂しさを訴えたって世間ってやつは
見向きもしないから また同じ過ちを繰り返すんだ
悲しみが 孤独ってやつが それだけが君の友達なら
僕はまだ綺麗な手を そっと差し伸べるよ
いつだって世界の掌から零れるくらいの悲しみが
君のその瞳の奥を濡らしていく
僕にはなにもできない 所詮ただの人間だ
でもここだってただの人間が支配する世界なのに
こうして誰かの痛みを知らないのが大人って言うなら
誰かを傷付けるだけが 大人って言うのならば
悲しみが 苦しみってやつが また君の頬を濡らすなら
僕はこの小さな手を盾に 君を守るよ
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