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歪みの姫
作詞 卯木@ぼっち
愛しの愛しの王子様は
魔女に食べられてしまいました

残された私はどうする?

あぁ…
私が魔女を食べたら
王子様に会えるじゃない

魔女の腹に手を入れる
手に収まるは王子様の心臓
目の前で悶える魔女
哀れだから魔女の心臓も持って行きましょう

置いた覚えのないちぎれたパンをたどると、
あら、この心臓はどっちのかしら?

少し強く握るとにじみ出る
とても鮮血とは言い難いような醜い血
これは魔女のものねと
胃の中に収める

大きな豆の木は
私が触ると朽ち果てた
血のついた木が音も無くゆっくり倒れる

王子様が私を呼んだ

「どうしました?」
尋ねると、王子様は私の手の中で
「どうか私に魔女をやっつけさせてください」
すると今度は、しゃがれた声で魔女が言う
「受けてたとう、来い、王子よ」

王子様と魔女を再会させる
口の周りに付いた血を舐める頃には、魔女は死んでいました
王子様は疲れた調子で
「悔いはない、私と魔女を戦わせてくれてありがとう」
と、息を引き取った

私が大好きな王子様は、私の中で生きている

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 歪みの姫
公開日 2011/01/23
ジャンル 童謡
カテゴリ 恋愛
コメント 歪んだ愛のカタチ
卯木@ぼっちさんの情報













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