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狂い≒正統化
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作詞 実紅 |
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世の中狂う
狂って狂って狂いまくる
世の中ってこんなに最狂なんだろう
僕はそんな最狂な世の中がとっても好き 大好き
世の中って 世間って 素晴らしいもの
世の中の素晴らしさと眩しさに惹かれてしまうよ
なのに人間は嫌だね 最悪だね
狂っていて素晴らしいこの世の中を
嫌がる 否定する 頑なに拒否している
人間は狂っているとすぐ
背中に針金入れて矯正して
まっすぐに伸ばしたくなるんだ
俗に言う正統化ってやつだね
嗚呼 なんてことしてくれるんだ 人間諸君
この狂っていて泣けるぐらい
とてもとても素晴らしい世界だったのに
彼方方は悲しくて泣けるぐらい
本当に本当に最悪なことをしてくれたね
そんな彼方方の正統化はしたって意味がないよ
意味がある正統化なんて狂うと輝く世の中に存在しないのさ
意味がなくとも正統化しないでよ
無理矢理させられて痛いよ 悔しいよ
なんで聞いてくれないの? 人間諸君
正統化になんの意味があるっていうんだ
正統化なんてする必要ないじゃないか
人々が 皆狂っている世の中は
人々は皆輝いているではないではないか
それはまるで金剛石のように 四方八方から見ても
どこからみても美しく無垢なものではないか
彼方方はそれを知っているはずだ
なぜ避ける なぜ狂うことの美しさに目を向けようとしない
狂いが眩しいのであろうか たぶんそうだろう
彼方方のする正統化というものは
汚い人間が作り出した汚く 老練されたものだから
無垢で美しい狂いは彼方方には眩しすぎるのであろう
人間諸君 狂うことを遠めで観る『彼方方』
いっしょに狂っているこの世の中を旅してみないか
きっと 絶対楽しいよ おいでよ
切羽詰ってないで美しく狂った世の中を
もう一生正統化しないと誓えるのならばの話だけどさ
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