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春風
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作詞 零雅 |
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桜色の音色が聞こえるよ
僕の心に 奥深くに 体が呼応するかのように
それらに身を任せ 飛んでいくよ
いつもどおりの道を僕は
自転車をこいでかっ飛ばすけれど
毎日同じだった雰囲気は 今日は何故か変わってた気がした
カーブミラーに映る僕の姿
スピードに乗って向かい風の中を駆けていく
草木が元気に撓りを増して
僕とじゃ全然大違いなんです
もう4月だってのに冷たい風が吹いているよ
ジャージのジップを上まで上げても全然変わらない
こんな何気ない日常を繰り返すそれだけが幸せ
新しい世界に足を踏み入れて幸せ
ここはほかと違いド田舎だからなのだからかな
憧れのお店や憧れの町並みが全く何も無い
暇つぶしにケータイばっかりいじってみるけれど
大した返信なんて来ずちょっと寂しくなる
みんなから笑われてしまっていじけるけれど
裏を返せば愛されているのかもと
こんな事を繰り返されるそれだけで幸せ
この町でみんなと会えた幸せ
翌日7時半目が覚めて布団をぶん投げてみる
いつになく朝の太陽が「仕事日和だよ」と
小鳥のさえずり少し聞こえてあの詩を思い出して
調子に乗って歌を歌いだすよ
桜色の音色が聞こえるよ
僕の心に 奥深くに 体が呼応するかのように
それらに身を任せ 飛んでいくよ
雲なんて何も無いただ青いあの空の天辺まで
楽しかった去年と一昨年の頃
今も覚えてる上から見てる君の横顔や笑顔
「元気にやれよ。俺は大丈夫だから。」
どこからか聞こえてきたそんな声が
今日はやけに心地良いいつもとは違った日だった
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