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蛍光灯
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作詞 零雅 |
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窓を開ける太陽はお仕事
時刻を確認まだ早い
着替えを用意今日はお楽しみ
「いってくるよ」チャリにまたがり
熱されたアスファルトを走る
調子に乗ってカッコつけて
僕の中の暴走族
僕より早くついていた旧友(なかま)
自販機の前でたむろして
お楽しみ前の準備中
後に来る旧友(なかま)たちと友達
電車の切符もっていこう
流れる風景がまるで今の
僕の過去を映していた気がして
灯りの明るさが落ちていく
これもまるで今の僕みたいで
空っぽの胸ん中をどついてる
車内アナウンス皆で無視
隠れて笑いあった僕ら一同
バカ笑いして客に迷惑
心ん中全力謝罪
たどり着いたお楽しみの舞台
後ろから見て皆同じようなフットウェアで
急に走り出したみんなと
熱されたアスファルトの上を
裸足で走るよ構わない
待ちきれないよ砂の上に着地
囁いてくる潮の匂い
テントを用意役立つ仕事人
崖の上までバカな競争
夢にも出る戻したい過去
蛍光灯が切れかけてる
まるで今を表してるようで
潮水をかきわけてた自分が
過去に戻ろうと必死な自分に
重ね合わせてみたところ
紙一重なくらい似てた
光を失った蛍光灯
僕と一緒な気がして
夏の日と同じ笑顔を
失った僕と一緒な気がして
どうする事もできない
頬を伝う自家製の潮水を
流すことしかできなかった
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