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イチリンソウ
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作詞 零雅 |
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たった一人で光を放つその寂し気な姿は
どこか僕と似ていた
僕の後に伸びていく影はいつもより薄かった
忘れはしない あの時の事
僕の事などもうどうでもいいと思っているんだろう
僕だけが寂しくて 僕だけが悲しくなって
たった一人で抱え込んでる まるであの花のように
いつもいつも涙を流しているように見える
追憶を繰り返してただ小さくなっていく僕の背中は
貴方の短い生命もはやそのもの
どうにかここまで生きてきたけど
だけどつまらないことが度重なって
前みたいに明るくなれない そんな日はこれからも続く
戻れはしない あの夏の日には
6月に咲く君の花弁はその色とは反対の印象があった
僕だけが息苦しくて 実は君も僕と同じなようで
本当は一人じゃなかった 気がついたら君は枯れていて
いつもいつも笑っていたいはずなのに
過去に思いを馳せて 忘れたい記憶が蘇る
黒点が周囲を漂う 心の中の奥底まで
僕は一体何がしたいのだろう
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