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ゲルニカ
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作詞 零雅 |
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ブリッジを渡る神様が
涙をこぼして雨を降らした
やっとたどりついた地面の上
十字架がひとつ立てられていた
誰の物なのかは未だ知らない
軍隊の足音が人の耳を劈く
銃声の乾いた音が人の心を壊す
みんな落としていく人間のかけら
何もやってないはずなのに
自分が被害者にされるのは
どうしてなんだろう?
テレビの中にうつるのは怖い顔した
大人たちだけなのは
どうしてなんだろう?
言いたい事言っただけで
閉じ込められる人
やめてほしいと訴えたら
消えていく人々
あいつがやることなすこと全て
自己満足でしかないこと
ピカソの気持ちはみんな
思い知ったのかもしれない
笑う事を忘れてしまっている
絶望のふるさと
ブリッジを渡る神様
見下しちゃなんかないよ
同情しちゃなんかないよ
この世界を造りあげた神様
とてもかわいそうだよ
高らかに笑うあいつら
人の心なんて持っちゃいない
何がしたいんだろう?
人を何だと思ってんだろう?
あの絵と同じような風景を
現実にする気なんじゃないの?
争う事を忘れて
笑いあうのはイヤなの?
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