|
|
|
描けぬ夢
|
作詞 梨雄 |
|
あの日から心寒く
木枯らしにからだ屈め
夕暮れの街を歩く
長い影ひとつ
行き交う人の笑い声を
コートの襟で耳をふさぐ
それでもまだ瞳だけは
あの人を探している
何時からか時を刻む音が
ふたつになって
すれ違いの時間が過ぎる
心だけは離れぬ様にと
でも今はそれさえも叶わずに
何気なしの溜息が
白い模様を創る
描きたかった夢を
標す事も出来ずに
楽しかった日々は遠く
思い出に寄り添って
走馬灯巡る心は
あの人を求めてる
寂しさゆえに綴る言葉で
温もりを分け合った
暖かさを伝え合った肌
何も要らなかったはずなのに
心変って寒さ凌ぐからだひとつ
|
|
|