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愛の彷徨
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作詞 梨雄 |
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日の暮れに人の影を越して
足早に向かう家路
やがて来る夜を
祝うかのような
賑わう街を背にして
さよならの言葉の余韻が
心の扉を震わせる
星の輝きは
一層夜を艶やかにして
眠りを妨げる
流れてゆく季節に
ただ一人流されて
あの日置き忘れた
言葉を探して彷徨う
あなたを見つめ重ねた言葉は
窓に流れる雨のよう
胸に届く事もなく
時間の中に
溶けては消える夢
もし戻る事が出来たならば
有り触れた願いが
思い出達を記憶から
蘇えらせては
枯れた涙をさそう
黄昏の空の下に
ただ一人残されて
あなたが置き忘れた
愛を探して彷徨う
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