|
 |
|
贈ります、白の愛
|
| 作詞 kappa童子 |
|
「お元気ですか？ 僕は変わりなくやっています
そちらは涼しいですか？ こちらは人の熱気で暑いです
そうだ、写真を送りました 新調したスーツの僕です
とても照れるけど 少しだけ誇らしくも思うんです」
あなたに教えてもらったネクタイの
結び方がようやく様になったかな？
「聞いてください 僕、ようやく昇進しました
五年も経ったんですよ こっちに来てから五年も
少し、ホームシックになります 田舎がとても懐かしい
もう少ししたら、お土産を持って帰ります」
あなたの大好きな花をたくさん…
白の花をたくさん持っていきます
贈ります、あなたが注いでくれた愛の分
「ありがとう」って言ってほしくて
贈ります、白で彩られた花束を
笑ったあなたを一目見たくて
誰にも負けない愛を注いでくれたあなたに恩返しを
「懐かしいですね 身長が刻まれた柱です
身長が伸びない僕に 大丈夫って何度も
そうだ、今の身長を刻みます あれから十年です
30センチ下の思い出は 今もアルバムにあります」
きれいな景色のあの思い出は…
今も変わりなく続いています
贈ります、あなたと過ごした日々の記憶を
かけがえない思い出になって
贈ります、白で染まっていく愛を
今の僕はあなたのおかげだから
他のどこにもない 世界で唯一の幸せを
少し声が大きくて 正義感が強かった
間違えたことを涙を流して怒った
大怪我した僕の手を 震える手で握った
眠る僕を背負ってくれた優しい匂い
嬉しくて 感謝で胸がいっぱいで
ほんの少しの後悔と共に涙を流す
あなたの前では いつまでも子供なんですね
贈ります、あなたが注いでくれた愛の分
「ありがとう」って言ってほしくて
贈ります、白で彩られた花束を
笑ったあなたを一目見たくて
誰にも負けない愛を注いでくれたあなたに恩返しを
世界で一人の母さんへ捧げる白のカーネーション
|
|
|
