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空と思い出と君と
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作詞 kappa童子 |
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アナタへ
春の陽気の中 満開の桜の下
空はほんの少し透き通った青
花の匂いが 少し強めで
目をつむれば遠くの音がさらに遠く
夏の鮮やかな世界 流れる雲は速くて
追いかけていくのは濃い青
木漏れ日は 優しくて
頬を撫でた風は穏やか心地良い
秋の色薫る木々 赤く染まった木の下
のぞく空は少し薄い青
耳に聞こえる 葉の擦れる音
踏む落ち葉は絨毯のように柔らかい
冬の白の世界 遠くから落ちる雪
それに広がる天井は白の青
のどを通る 冷たい空気と
手を温める吐息はいとおしい
どうか忘れないで どうか泣かないで
季節が巡ることを 遠ざかる世界を
どうか手を取って どうか踏み出して
アナタの隣の手を 新しい季節を
僕は手を振っています アナタの背中が見えなくなるまで
アナタが遠ざかります 僕の瞳の奥で見えなくなるまで
僕はここで待っています いつも変わらない空の色の中
季節が巡ります 僕の空はあの時のままで
さようなら
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