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Collapse
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作詞 chiari |
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アクセル踏み込み ハンドル捌く
昏いガラスの向こう 流れるテイル
吐き出す紫煙に 溜め息混ぜて
「あんたらしくないな」と 肩を竦めた
「なにひとつ欲しくなどない」
笑んだ瞳で 嘯く
胸にチリリと燻る これをもし認めたら
もう戻ってこれない そんな恐怖があった
「わかりあえない」 戯(おど)けた素振りでそう断ち切るだけ
いつから こんなに遠く
背を向け 瞳を逸らしてきたのか
淀む冬空に 一片(ひとひら)の雪
掌(て)にそっと握りこむ 逃げないように
ありふれた科白(セリフ) 投げかけられて
そのチープさがいいと 嘲笑(わら)ってみせた
どこまでも相容れないと
重ねて拭う唇
胸にチリリと燻る これがもし痛みなら
この身のうち苛む 苦しみだとしたなら
「わかりあえない」 ふりきり扉をかたく閉ざすだけ
どうして ここまで遠く
背を向け 瞳を逸らし続けてた
胸にチリリと燻る これをもし認めたら
もう自分でいれない そんな懼れを抱いた
ひらく手のひら 雪など疾うに跡形すらなくて
溢れる 止まらぬ 想い
引き寄せ 抱きしめ 壊して(しまえと)
反目しながら それでも惹かれあった
ふと嗤った頬には ココロのかけら伝う
ふたり互いに 目を伏せ 耳を塞ぎ続けてきた
触れれば 囚われ 堕ちて
抜け殻のように 朽ち果てゆくだけ
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