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道
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作詞 GIP |
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目にしたスイセンの花 心地よい香りに浸る道
幼い春の日が目の前にふいにあらわれる
どこへでも連れて行ってくれた
休みの日は自転車で 風を切る横顔は優しくて
頬を伝う涙を
見ないようにここまできたけれど
誰も許すことのできない
想いだけは胸に抱えたままで
お互いに離れて生きていくこと
どうしても選んでしまった
あなたのことを
こんなにも思い出す春の道
この香りのように静かに いきづいている癖や
好きなものだってあなたによく似ている
話もしたくない 声も聞きたくない
そう思っていたけれど
年を重ねて今この道で
立ち止まっている僕がいる
やっと手に入れた幸せだったはず
どうしても手放したくない
幸せだったはず
こんなにも傷つけてしまったの
幼い僕にはどうしようもない
何も変わらない白い花の咲く
あの道を自転車で走ってゆきたかった
お互いに離れて生きていく
あなたをまだ許せないままで
悔しいけれどあなたを
こんなにも思い出す春の道
この香りが鼻をくすぐる度に
涙があふれてくる
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