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CO2
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作詞 ものほ |
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二酸化炭素は 吐いて消えた
風に紛れて 空気になった
酸素が 頬を撫でる
自分より 出来た人
恨むわけじゃない
なのに何故 見ていると辛いの
逃げ出す前に 向き合わなくちゃ
真面目な言葉も 言いたい気持ちも
決して声には 出せない僕は
真っ直ぐな君と 居ることが出来ない
ただ 意味もなく 回り道をして
しゃがみこんで
機械音は 音符になって進む
響き合って リズムに変わる
音楽が 耳に絡まって
自分より上手い人
妬むわけじゃない
なのに何故 聞くと痛いの
逃げ出す足を 引き止めなくちゃ
本当の言葉も 素直な気持ちも
決して目を見て 言えない僕は
真っ直ぐな君を 見ることが出来ない
ただ 目を閉じて 痛みを堪え
耳を塞いで 空気を消して
作り上げた 僕の世界
これでいいの 無くていいの
君が一番見れなくて
君の声が聞けなくて
ドアの内側に 追い出した
それでいいの 消していくの
泣いてるくせに
真面目な言葉も 言いたい気持ちも
決して声には 出せない僕は
本当の言葉を 素直な気持ちを
幾度も声に してきた君に
近づきたくて 近づけなくて
一言 それが難しくて
今 君に会えたら
ドアを開けて 謝りたい
「ごめん」と 抱きしめて
僕を許さなくてもいいから
君の前で 泣かせて
もう 会えないかもしれないから
零れた二酸化炭素は ドアの前で
君に届くまでに 透明になった
君は まだ知らない
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