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作詞 ものほ |
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ビルの屋上 立ちつくす私に
誰かが 囁いた
「君には 羽根がある」
「飛べるから ほらほら」
狂ったリズムに 踊らされ
飛んだ私は 急降下
うそ 嘘 羽根なんて
背中にあるのは 過去のもの
気づいた時には もう遅いの
赤に 染まる 視界
夜の暗い屋上 意識のない私に
誰かが うそぶいた
「君には 羽根がある 羽根がある」
「飛べるから さぁさぁ」
踊ったテンポに ふらついて
落ちた私は 急降下
いや 嫌 死ぬなんて
掴んだものは 空気だけ
気づいた時には もう遅いの
黒に 導かれ あの世へ
子供のように 駄々をこね
イヤダイヤダと 泣きわめく
落ちる途中 真っ青な私に
誰かが 囁いた
「君には 何がある?」
「何もないだろ ほらほら」
「あるわけないだろ ねぇねぇ」
狂ったリズムに 気がついて
止まった私は 座りこむ
うそ 嘘 私なんて
心にあるのは 過去の言葉(モノ)
気づいた時には もう遅いの
「さぁ 自殺未遂 何回目?」
繰り返して くりかえして
気づいた時には もう遅いの
赤に 染まる 視界
「君には 何がある?」
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