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図書室は最後の教室
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作詞 渡部渡 |
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怠けたボクのせいさ
それは今だから分かる事
あの時 勇気を出してれば
暗い落し穴で
モゾモゾしなくて済んだはず
気づかぬうちに
自虐は始まっていたのさ
狂って投げた鞄が
蛍光灯に当たり
パラパラと破片が降ってきた
後先も考えず感情を荒げるのは
ボクが狂人たる由縁
躓けば逃げるという思考回路もある
そうやって正当化してきた
そして狂人が考える事は
大人になれば治癒すると
でも違った
出会う人間の数が増えれば
衝突は大きくなり
居座る環境が複雑になれば
衝撃は激しくなる
やはり回避できないと判断したら
ナマケモノが狂人に変身する
けれど血は流さない
歪んだM感を楽しむみたいで
首を絞めなければ
動脈も裂かないのさ
何てズルイんだろう
あの独特な湿った紙の匂いと埃の匂い
教諭が点ててくれた甘い珈琲の匂いと混ざって
ボクの記憶の隅に記録されている
図書室は最後の教室
そしてひとりだけの卒業式
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