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ナオミ
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作詞 渡部渡 |
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「春になれば1つ歳を取る」と
毎年、ボクに呟く君は
2つ上のお姉さんなのに
会えばそんなの感じさせない
「終電の酔っ払いの匂いがする」って
日本酒は苦手って言ってた君に
ボクが勧めたのを呑んで
これなら大丈夫って言ってたっけ
口実を作っては何度も旅行したっけ
助手席は君の指定席だった
ライセンスを持ってるのに
絶対にハンドルを握らなかったね
当時は規制のある愛が憎くてさ
無理なメールを飛ばしたものさ
その分、会えば欲望が
爆発したのを覚えてる
ボクが君から離れてったから
じかに会う事も難しくなったから
そんな事も簡単じゃないけれど
久しぶりのメール嬉しかったよ
でも君の大切なお父さんが
悪魔の病の支配下にあるという
「痩せていく父を見るのは辛い」と
らしくない文章に悲しくなったな
でもボクが書ける言葉は
出来る範囲の親孝行を・・って
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