|
|
|
荒野のふたり
|
作詞 鳥生 |
|
空砲をうつような滑稽さで 旅に出たんだ
砂塵が巻き起こるから わたしたちは生きているんだろう
どこを目指そうかなんて 投げかけたら
きっと君は笑うかもしれないな
曖昧な心を持て余すぐらいなら
撃たれたふりをしながら 進むんだろう
この荒野 小さな心も傷も涙も抱いて
あらかじめ敗れた者たちのブルース
いつか太陽に届くのかなあ……なんて
その前に ねえ 君は別のものになってしまうのか
この火がはぜている間に 君の過去を聞きたい
月を見上げて眠りにつけばまた朝になる
大事なことは多分つかみかけている
未熟な銃だと誰か言ってたけど
ショーで撃たれ続けて倒れるわたしに
君はちょっとの笑みと誇りを 試すように投げる
今この地平 君と分かち合って手綱を握る
叫びたいような興奮と寂しさを知った
夕陽に染まった頬があんまりきれいだから
いつか別れるときが来ても 笑っていられるだろう
この荒野 小さな心も傷も涙も抱いて
あらかじめ敗れた者たちのブルース
いつか太陽に届くのかなあ……なんて
その前に ねえ 君は別のものになってしまうのか
だからメイビー
終わるはずがないんだ
わたしたちは荒野にいたんだから
あの場所から始まって
|
|
|