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セミになりたい
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作詞 まもの |
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お前は飼い主が 道端に「捨てた」捨てた物
お前はいつか 姉ちゃんが「拾った」拾い物
段ボールの中に 新聞敷いて
小さな鳴き声で 鳴いてみたり
かわいいなぁ かわいいなぁ 猫になりたいな
あの子より あの子より 猫になりたいな
お前はやがて 家の中「遊ばれる」人気者
自分の尻尾で 効率良く「遊ぶ」利口者
ねだって外に出れば モグラをハントして
夏場はセミさんの 断末魔がする
かわいいか かわいいか 猫になりたいか
あの子は あの子は 狩る側なのか
お前は育ち 餌を食べ「寝転ぶ」更年期
人生の折り返し 何かと「イラつく」更年期
こうして餌のため 華奢な声で鳴き
どこでもここでも ゴロゴロしゃう
かわいくねぇ かわいくねぇ 猫にならないで!
あの子は あの子は 腰を痛めた
お前はそして 時々「甘え出す」子猫ちゃん
撫でてみたら 膝に来て「見つめる」子猫ちゃん
こんなに複雑な 世界の歯車を
お前の瞳が 密かに回す
夕焼け 黄昏れ 秋は近付き
残暑にセミさんの 断末魔がする
したたかな 女の子 猫になりたいか
あの子が あの子が 男を駆り立てる
かわいいなぁ かわいいなぁ 猫になりたいなぁ
セミが諭す 命の唄 猫に届かない
セミが可哀想だなぁ セミになりたいなぁ
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