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カーボン
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作詞 まもの |
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掌を舐めて 甘え出す子猫
木々は揺れて 風の匂い 呼吸の印
世間では今 重大な問題が起こってる
片隅では そのことを避けて生きてる
ババ抜きをした 大人達の言い訳が
イカサマじゃないなら 美しく見えるなら 良かった
掌に乗った 綺麗な模様の蝶が
飛んでいく 朝の陽と 冷たい雨
姑息な手を使わないで 嘘を一つもつかないで
ただ真っ直ぐ進めたら 違っていたかな
儚さに望みを任せ 抗う姿勢を止めて
光を浴びた身体は とてもすさんでる
そしていつか 消したつもりの秘密があって
いっそのこと ばら撒こうか 悩んでいたり
ポケットの中 くしゃくしゃに丸めた紙は
このライターで 燃やして煙になった
ニセモノという この口が本物だったら
確信が在るなら 誇らしく思えたら 良かった
掌を舐めて 甘え出す子猫も
揺れる木々も 風の匂いも 呼吸すらも
壊されたり 奪われたり 見失ったり
「生きる」なんて 無責任な約束のようで
このライターで 燃えてしまいそうな程で
姑息な手を使わないで 嘘を一つもつかないで
ただ真っ直ぐ進めたら 違っていたかな
君が笑った時には 君が泣いてる時には
何も出来ないこの僕に 何が出来るのだろう?
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