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哀愁
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作詞 まもの |
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川の横の公園の ベンチに座る老人
飛んでく鳥と 人と雲を見てた
何を考えているんだろう 純粋に気になった
飛んでく鳥と 人と雲の行方?
「人生」だなんて 考えた所で
ぼくに思いつくのは 大それた夢
そんな苦しみと そんな憎しみの
狭間で戦うの 必要なのかい
そんな馬鹿げた 疑問という家に
いつも逃げているの ねぇおじいさん泣いても良いかい。
川の流れを歌っても 川は喜ばない
彼はただ流れるだけ 人が勝手に飾りたいだけ
ベンチに座る老人も 生きているだけ
ぼくも例外ではないさ そう信じたい
「人生」だなんて 考えた所で
まず思いつくのは 時間の残酷さ
そんな悲しみと そんな絶望の
未来と過去だけが 今を埋め尽くす
そんな馬鹿げた 自分という家に
穴を作っているの ねぇおじいさん泣いても良いかい。
秋の風が吹いて 枯れ葉が舞って落ちる
公園のベンチに座ってる 老人は俯き泣いていた
老人の流す涙と ぼくの流す涙では
きっと何かが違ってて きっと同じ色している
そんな深い傷跡と そんな心細い時が
何処にも行けそうな ぼくを塞いでいく
だけど一つ分かったんだ 自分という家に
帰れる場所が在る ねぇおじいさん泣いても良いかい。
ねぇ、おじいさん泣いても良い、かい。
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