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会話
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作詞 まもの |
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「実はこの前通ってた 高校を辞めました。」
今は別の高校 しかも通信制に居ます。」
そんな事を聞かされた 私は驚きました
あんなに希望を膨らませ 目を輝かせてたのに
「人間の汚さと 美しさの両方を、
受け止めるだけの何かが 足りなかったのかな」
冗談交じりでわざと 哲学的に理由を言った
電話越しに笑ってたけど 造り笑いは目に見えた
その時は頑張ってねと 言うだけ言って切りました
あれからもうしばらく あの子と会っていません
違う、わざと離れたんです 本当は言いたかったけど
言えなかった言葉のせい 「あなたと同じ。」って
(見てよ、こんなに綺麗な色の 飛べやしない翼を)
(見てよ、天使が微笑むように わたしにも在るってこと)
自分だけの痛みなら それこそ自分を消せば
安らげると思ってた だからこの上なく死にたかった
とはいえ人生は 簡単にはいかないもの
上手い具合に喜び 悲しみの繰り返しで
笑える幸せと 涙の出ない苦しみを
同時に思い知った 出来事があります
他人には言えないこと 言いたくもないこと
あの子も同じ様に 絶望したんだろうか
目を閉じて思い浮かべる 自分の夢、希望
まさしくそれは大空を 羽ばたく鳥の唄
(見てよ、こんなに綺麗な色の 飛べやしない翼を)
(見てよ、天使が微笑むように わたしにも在るってこと)
駅前のバス停で 見覚えのある横顔
髪は伸びたみたいだけど 綺麗な黒色は変わってない
反射的に目を反らして 後ろに引き返そうとしたら
思い出したあの言葉 あなたの手紙の続き
「確かにこの選択は 間違いだと思うけど
後悔はしていません 未来は続いているから。」
(見てよ、こんなに綺麗な色の 飛べやしない翼を)
(見てよ、天使が微笑むように わたしにも在るってこと)
見てよ、こんなに綺麗な色の 飛べやしない翼を
ほら、天使が微笑んだよ わたしにも在ったから
わたしにも在ったから
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