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3つの微笑みを
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作詞 まもの |
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谷郷から見た空は どことなく青すぎて
時々二人で ずっと見ていた
山に囲まれていて 公園が坂の上にあって
時々二人で 遊びに行った
見渡したら 緑と青ばかり
秘密基地にしようと 君と話した
谷郷に住む木々は 風に歌を歌って
僕らの旅の出迎えしてくれた
そんな思い出の街が やがて景色になって
夢の在処を知ったら 邪魔に感じた
遠い遠い 何でも揃うトコ
そんな場所だったらねと 君と話した
サンダルを履いて 虫取りアミとかご持って
君と一緒に あの公園へ
セミがやかましくて 捕まえてやろうと
階段を上って あの公園へ
「谷郷から離れる」と 君が僕に言った
僕もその事を前から知っていた
二人で遊んだあの 公園にまた行った
すべり台とブランコ それだけだった
ブランコで話していたら 暗くなってきた
街灯が無いから 真っ暗だった
蚊に刺されたとこ掻いてたら、君がこう言った
「綺麗な街だね」とポツリ
街を見渡したら 少し涙が出た 感動と思い出と、寂しさだった
景色の一部になっていた 当たり前の光景が
僕らの旅の終わりを告げた
ずっと見ていたら 滲んでくるから
君の方を向いたら 君も少し泣いてた
帰っておいでよと 街が笑った
帰って来いよと 僕も笑った
帰って来るよと 君は笑った
街と僕と君で笑い合った
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