|
|
|
喜びも悲しみもいらない
|
作詞 まもの |
|
飛んでいく笑顔 汚い言葉 閉じ込めたわたしはね
老化した心と 黒い塊持って この街で静かに時を過ごす
貴族色した 無数の仮面 それぞれの素顔を見せる
本当は息を 止めたかったんだよと 雨の音に混ぜ込んで
久しぶりに笑った事も あなたより揺れやすい事も
みんな みんな それぞれ 容易く 受け入れるそんな街
そんな街でわたし、生きてみたかった
不意に降る雨と 鋭い雷 怖かったわたしはね
這いつくばる だけで良いのに スニーカーを洗ってしまった
わたしはいま それに打たれてる 誰も居ない歩道橋で
むかついた男も 冷徹な女も 見上げる事のない所
心のどこかで死んでた事も あなたを憎く感じた事も
みんな みんな 黒々 としてて 朝も夜も溶けやしない
そんな街でわたし、傘なんて壊れたのよ?
さっき下に居た 酔っ払いも 妻の元に帰ったろう
賑やかだった 東京だって 旅に不向きと避けたんだ
常世の夏も 夢だったのさ 街にはわたししか居ない
「おかえりなさい」と 迎えに来てよ 街にはわたししか居ない
歩道橋を降りて 暗闇に消えた わたしは遂に 自由に逃げた
雨の粒より泣いてた事も 朝日が昇る気がしない事も
みんな みんな それぞれ 全てを 受け入れるそんな自分
そんな街でわたし、静かに眠った 眠れた 良かった・・・
|
|
|