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A requiem
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作詞 まもの |
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するとあなたは止まりました
そして私に歌いました
それを聴いても私には分からない
例えば歌いたいこと それは複雑な私のこと
メロディーはつけない 言葉としてぶつけたい
例えば美しいこと それは最期のあなたの顔
あれだけは何故か 本音として伝えたい
するとあなたは止まりました
そしてずいぶん安らぎながら
それを聴いても私には分からない
例えばぶつかったでしょ いつかあなたと私がまた
それぞれの「自分」に 喧嘩より痛かったよね
「平等」の嵐の中 ひと際凄かった光は
冬空の病室で 私にしか分からなかった
すると私は止まりました
そしてあなたを向きました
それを返してもあなたには届かない 会いたい
ずっと隣りにいたあなた 振り返らず 昇っておくれ
そこにいなくても届かなくても 渡すから 安心して
生まれてくれてありがとう 大丈夫 出会えたから
すると私は止まりました
そしてあなたを向きました
聴こえたままあなたへと歌いました
するとあなたは止まりました
そして私に歌いました
それは温かいさよならの唄でした
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