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終わる始まる日の唄
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作詞 まもの |
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ふくらんだ 蕾さえ 手に取れば それまでだ
どれほどの 痛みさえ 終わったら それまでだ
明日の今がどんな風に心に深いしわを生むだろう
心の奥がどんな風に僕の涙を作り出すだろう
渡したくなるこんな荷物を 渡したくなるこんな思いを
受け取ってくれ僕の全てを これほどの凄い、ただの命を
降り積もる 雪でさえ 春が来たらもう それまでだ
どれほどの 君でさえ 終わったら それまでだ
今日のあの時あの一言が君の何かを壊したのかな
部屋で飼ってたクワガタ君も日曜の朝、土に還した
眠れなくなる不甲斐無いけど 傍にいてほしい誰でもいい
春が止まらない僕が始まる クワガタ君の場所に近づく
泣いていた 雲でさえ 通り過ぎたら もういない
笑ってた 日々でさえ 残るけど もういない
桜は咲いたのに あいつだけ何故か咲けないの
何もしたくないのに とりあえず何故か好かれたい
「笑って」と君が泣く あいつらに宜しく言っといて
「さよなら」と僕が笑う 僕はもうそこにはいない
もういない
笑い合った 日々ですら 明日から 過去になる
君の顔 君のにおい 君のしぐさも 過去になる
今日が明日は過去になる 渡したくなる僕の全てを
眠れないだろう不甲斐無くていい 傍にいてほしい僕は君がいい
春が止まらない終わり始まり クワガタ君見守ってくれ
忘れないだろうちゃんと覚えてる 泣いたこと もどかしさ
忘れないだろうずっと見ている 喜びや君の笑顔 くだらない笑い話
持っていくから、持っていてほしい 僕の全てと君の全て
ああ、終わってく、始まりの唄
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