|
|
|
忘却からの思い出―そして記憶はねつ造される―
|
作詞 J'Soul (ジュゾウル) |
|
遠い街に見えないけれど風が吹く
青い空は時が過ぎゆきセピア色
心の中に白い枠 揺れながら浮かぶ古い写真
何時の頃にか見た景色 あやふやな記憶 でも懐かしく
黒い雨が遠い記憶の街に降る 何時かの笑顔も雨に削られ消えていく
少しずつ 少しずつ
思い出そうとも黒いシミは広がって 途切れた欠片を切り出した
心の写真は美しく 想像でつなげアルバムを飾る
そして記憶は書き換えられる
少しずつ けれど確実に
過ぎた夜に聞こえないけど笛の音
赤い浴衣 目に映るのに届かぬ手
提灯明かり何処までも 鮮やかに光る遠い幻想(ゆめ)
いつも隣にいた誰か おぼろげな過去(むかし) ただ笑い顔
白い霧が淡く過去(むかし)の街を包む あの日の花火も霧に呑まれて薄れゆく
僅かずつ 僅かずつ
思い描くとも白い霞漂って 輝く色すら消してゆく
瞬いた色は儚くて 想像の筆でアルバムを染める
そして記憶は塗り替えられる
僅かずつ けれど着実に
笑いを 怒りを 喜びを
痛みを 悲しみを そして愛を
感じた全てを忘れたくなくて
失いたくなくて
心の写真は美しく 想像でつなげアルバムを飾る
そして記憶は書き換えられる
少しずつ けれど確実に
瞬いた色は儚くて 想像の筆でアルバムを染める
そして記憶は塗り替えられる
僅かずつ けれど着実に
知らぬ間に 知らぬ間に
出来た記憶は思い出を包み
そして記憶はねつ造される…
|
|
|