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死は鴻毛よりも軽し
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作詞 J'Soul (ジュゾウル) |
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…死は鴻毛よりも軽し…
生きる時代と国が違えば 僕らはきっと
笑顔で肩を組めたのに
たった一秒生まれた時間に差があっただけで
命は悲しみを胸に刻み合う
一時(いっとき)のパン代に左目を売り 一杯の水の為半分の血を流す
慟哭は小銃の悲鳴にかき消え
約束は爆弾の衝撃に破れる
硫酸の雨に鉄の傘を差し
青酸の風が森を呑み込む
為す術もないほど壊れた世界を 満たす腐臭に蠅がたかる
弱者が強者に 強者は弱者に
やがて弱者は加害者になる
被害者が復讐者を 復讐者は加害者を
そして加害者はまた被害者を…
求めるモノの意味を語れば 僕らもきっと
乾杯と言えたはずなのに
たった一粒手の中の種が枯れていただけで
誰もが誰かと花を奪い合う
身勝手な大義で雨に毒を盛り 真実を誤魔化して傷口に泥を塗る
逡巡の代償は永遠の虚無で
絶望の衝動が希望を鎌で刈る
胸をさらけ出し転がる死体に
餓えた地上の獣が群がる
無理矢理回した歯車の欠片は 崩れた街の中に落ちて
弱者が強者に 強者は弱者に
やがて弱者は加害者になる
被害者が復讐者を 復讐者は加害者を
そして加害者はまた被害者を…
傷つける快楽は悲しみに斬りつけ 傲慢な暴力が震える子供に銃口を向ける
踏みにじる欲望は安らぎの首を絞め 臆病な独善が涙をカクテルの香りに使う
弱者が強者に 強者は弱者に
やがて弱者は加害者になる
被害者が復讐者を 復讐者は加害者を
そして加害者はまた被害者を…
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