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戦場の現状を、日常に献上
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作詞 J'Soul (ジュゾウル) |
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何が正しいかなんて分からない 誰が正しいかなんて分からない
何が間違いかなんて分からない 誰が間違いかなんて分からない
子供が自らと同じ長さの銃を持ち 小さな右手で引き金を引ける銃を持つ
か弱い力で命を終わらす銃を持ち 痛みも感じずに未来を消し去る銃を持つ
ぶかぶかなヘルメット頭に乗せて 白い歯を見せ無邪気に笑う
ぴったりとヘルメット似合う頃にも 白い歯を見せ元気に笑う
…確かに大事な一線は ずっと昔に超えていたのに
平和を掲げる親切な運動なんかじゃ誰も救えない
空腹を埋める確実で目に見えるものを彼は求めてる
話の種の同情に価値はない
いつ間違えたかなんて分からない いつ間違えるかなんて分からない
何処が間違いかなんて分からない 何処で間違うかなんて分からない
子供が自分と同じ年の子供を殺し 小さな亡骸に涙を流す兄がいる
年老いた母が息子の無事を神に祈り その家に意義もなく鉄くずの雨が降る
大きめの制服に袖を通して 澄んだ目をして真っ直ぐ笑う
窮屈な制服に穴を増やして 澄んだ目をして明るく笑う
…後戻りできない一線が どれだったのかも覚えてないけど
お決まりの約束をいくら並べた所で誰も微笑まず
その傷に目の前で包帯を巻く人だけが彼には必要で
泥にまみれぬ口先に意味はない
瞼の裏に映るのは遙か昔に願った平和で
枕の下に敷いたのはずっと昔に望んだ幸せ
それなのに瞳に宿った夢は ふざけた現実に歪んだ騙し絵
誰かが眠る家の裏庭に 誰かが植えた朝顔の蔓は
錆びて捨てられた銃に絡まって
平和を掲げる親切な運動なんかじゃ誰も救えない
空腹を埋める確実で目に見えるものを彼は求めてる
話の種の同情に価値はない
お決まりの約束をいくら並べた所で誰も微笑まず
その傷に目の前で包帯を巻く人だけが彼には必要で
泥にまみれぬ口先に意味はない
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