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決めつけた絶対など存在しない
作詞 J'Soul (ジュゾウル)
通り雨を浴びた影法師 曇り空に染まる猫じゃらし
蜃気楼に笑うカモメ達 つむじ風に踊る紅い枝
虹の真下で眠る星の雪
木漏れ日に潜る熱帯魚 朝焼けに凍る夢の夜
さざ波に捧ぐ鎮魂歌 砂嵐が変える街の顔
花の蕾で包む旅の歌
羽音が木霊する夕晴れの狭間
つららに反射する泣き声と灯り
土の下ではモグラが独りで 地表に出られぬ眼(まなこ)を恨み
水の上ではアメンボが独りで 水の中に住む魚に恋する
どちらも自分の相手にも会えずに
偶然だけに恋人を決められる そしてそれが絶対の事だと信じてる
不条理な運命に 窮屈な世界に 絶対と名が付く真実はないのに
たとえそれが別れであっても

歩きすぎて割れた思い出 急ぎ足で越えた子供達
掴み損ね閉じた貝の蓋 緑色に乾く淡い髪
耳の裏から零す記憶の実
叫びだして欠けた胸の縁 差し伸ばして溶けた涙声
求めかけて弾く過去の石 見つめたいと脱いだかぶり物
指の隙間に捨てた人の波
窓辺に産み落とす石鹸(しゃぼん)の香り
指輪が抱きしめた左手の名残
夏の国ではツバメが独り 絵本の中で雪だるまを知り
冬の国ではシロクマが独り サボテンの棘に触れてみたいと
どちらも会えはしないと思いながら
偶然だけに憧れを決められる そしてそれが絶対の事だと信じてる
不条理な運命に 窮屈な世界に 絶対と名が付く真実はないのに
たとえそれを出会いと呼んでも

西向きの太陽 北行きの風 東の空では 南の端から月が泳ぐ
影は鏡の中に恋をする 僕は瞳の中に嘘をつく

不条理な運命に 窮屈な世界に 絶対と名が付く真実はないのに
たとえそれがどれだけ確かだと感じたものでも
たとえそれがどれだけ確かだと願ったものでも…

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歌詞タイトル 決めつけた絶対など存在しない
公開日 2010/09/25
ジャンル ロック
カテゴリ 別れ
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