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愚か者が遺した懺悔
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作詞 J'Soul (ジュゾウル) |
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衝動のナイフを右手で掴み取り 君の心に刃を突き立てた
左手で君の肩を抱き寄せながら
欲望のナイフを右手に握りしめ 君の優しさに刃を突き刺した
左手に君の肩を感じたままで
自由にならない希望や夢に苛立ちを覚えて
自分勝手を自由に叫んだ 感情のままに誰かを傷つけた
偶然に恵まれた力を自分のものと自惚れて 周りで誰かが涙を流しても
あまりにも透明で僕の瞳には映らなかった
…いや本当は気付かないフリをしていただけで
叶わない想いなら知らないままで過ごしたかった
届かない想いなら気付かないままで死んでいきたかった
壊してしまう愛しさを 見つめる事しかできないのなら
いっそ壊れてしまいたかった いっそ壊れてしまいたかった
唇の動きを横目で盗み見て 君が望む『運命』を装った
口づけの数を胸に刻み込みながら
眼差しの行方を横目で覗き込み 君が歌う『未来図』を書き替えた
口づけの数で胸を飾り立てたまま
錆びた天秤に未来と今の二つを吊した
先の見えない不確かな未来を 壁に囲まれた傷だらけの今を
三つ子の中で一人残された過去が後ろから必死に 適当に笑う僕を追いかけた
幼心が描いた折れそうな線路を消させないため
…線路を描くクレヨンもきらめきも失ったのに
叶わない想いなら知らないままで過ごしたかった
届かない想いなら気付かないままで死んでいきたかった
壊してしまう愛しさを 見つめる事しかできないのなら
いっそ壊れてしまいたかった いっそ壊れてしまいたかった
傲慢な英雄を気取っていた 臆病な愚者(ぐしゃ)の懺悔の詩(うた)が
今頃になって心から口から 無理矢理伸ばした指の先から
ぽろりぽろりとこぼれて消える
唯一聞いて欲しい君はもう此処にはいないのに…
叶わない想いなら知らないままで過ごしたかった
届かない想いなら気付かないままで死んでいきたかった
壊してしまう愛しさを 見つめる事しかできないのなら
いっそ壊れてしまいたかった いっそ壊れてしまいたかった
いっそ壊れてしまいたかった…
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