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月夜烏
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作詞 J'Soul (ジュゾウル) |
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透明な静寂(しじま)に吹き抜ける風は冷たくて
口からこぼれる呼吸音が 切り取った時間の波を揺らして
虚空を流れる一羽の烏(からす)が
月を見つめて高く鳴く
黒い瞳が月を映し
夜空に…深く…紅く咲く
漆黒の体が月の影になり
硬質の羽音が雲の群れを呼ぶ
月にときめいた月夜烏は
悠久の丘で一羽鳴く…
星影の雑踏で佇む姿は闇に紛れ
確かな存在を示すのは 地上に刻んだ鉤爪の痕だけ
夜と戯れる一羽の烏が
月に届けと高く鳴く
研いだ嘴が霧を食む
薄くて…淡い…幻を
漆黒の体が月の影になり
硬質の羽音が雲の群れを呼ぶ
月にときめいた月夜烏は
悠久の丘で一羽鳴く…
楽園の片隅で交わした約束に
月夜烏は歌を捧げる
愛を捧げる…
漆黒の体が月の影になり
硬質の羽音が雲の群れを呼ぶ
月にときめいた月夜烏は
悠久の丘で一羽鳴く…
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