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泣き声が聞こえる
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作詞 J'Soul (ジュゾウル) |
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骨で叩き血で冷やし鍛えた鋼鉄(はがね)の切っ先を 僅かに色の違う目と肌に向ける
耳で覚え絵に描き信じた世界の傷痕を 臍の緒で繋がった背に墨で刻む
酒に酔った哲学者達と金に酔った独裁者達が 真実と事実の値段を決めて
人に酔った革命家達が店先に並んだ自由を奪う
戦車で狙う兵士が叫ぶ
『正義は我にあり!』
痛みを知らぬ歴史家が語る
『正義は彼にあり!』
流れ弾に散る子供と目が合う
『正義は…誰にあり…?』
神を裁き火を放ち罪火に焦げ付く信仰を 十字に地を穿つ墓に裂いて埋める
歳月を重ね夜を過ごし夢見た未来の落書きを 科学者の暇を潰す設計図にする
鳥を撃った旧式の銃と人を撃った新しい弾で 村人が隣国の市場を襲う
友を売った後悔ばかりが食卓のパンから漂うばかり
女を殴る男が吠える
『お前が悪いんだ!』
家族を庇い旅人がすがる
『私が悪いんだ!』
餓えて横たわる老婆が思う
『誰もが…悪いんだ…』
幸せを得るための代償を名前も知らぬ誰かになすりつけ
草が吸い込んだ泥水を啜る砂漠の民の飲み水を枯らす
紅い海の上黄色い空で 紫の雲が緑の雨を生む
割れた太陽が灰色に染まる
戦車で狙う兵士が叫ぶ
『正義は我にあり!』
痛みを知らぬ歴史家が語る
『正義は彼にあり!』
流れ弾に散る子供と目が合う
『正義は…誰にあり…?』
女を殴る男が吠える
『お前が悪いんだ!』
家族を庇い旅人がすがる
『私が悪いんだ!』
餓えて横たわる老婆が思う
『誰もが…悪いんだ…』
『あの娘が…泣いている…』
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