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発車時刻
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作詞 J'Soul (ジュゾウル) |
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携帯電話を繋いだまま 閉じる扉をただ見つめる
君の口元の動きから 少しだけ遅れて聞こえる声に
せめてもう少しだけは泣かないでいようと
ガラス越しの泣き笑いに笑顔を作る
プラットホームに響く警笛 重い列車がゆっくり動く
君はそこに立ったままなのに 遠ざかる現実に足が叫ぶ
両手振り回し全速力で走っても
あっという間に列車が君を奪い去る
耳から離れた携帯電話は最後の最後まで あやふやになった君の声も
律儀に届けてくれていた
プラットホームの端に立って 見えなくなるまで君を見送れば
勝手に涙が溢れてきて せめて鼻声だけは隠したくてわざとらしい咳を二回
何でもない態度を装って携帯電話を耳に当てたら
聞こえてきたのは 言葉にならない鼻声だった
携帯電話の電池が切れるまで 気の利かない僕は「大丈夫」ばかり繰り返してた
新しい君の携帯電話は電池も長持ちで 「買い換えなよ」って君の声を
もっとちゃんと聞いとけば良かった
これはお終いなんかじゃなくて 新しい二人の始まりだって
何度も一緒に話し合って その時はお互いにいつも通り笑っていようと決めてさ
駅に入って切符も買って列車が来るまで馬鹿話して
なのにいざとなったら 予定していた台詞も言えずに
さっきまでいた君がもういない部屋で 今さら静けさを誤魔化す為の道具に使った
プラットホームの端に立って 見えなくなるまで君を見送れば
勝手に涙が溢れてきて せめて鼻声だけは隠したくてわざとらしい咳を二回
何でもない態度を装って携帯電話を耳に当てたら
聞こえてきたのは 言葉にならない鼻声だった
携帯電話の電池が切れるまで 気の利かない僕は「大丈夫」ばかり繰り返してた
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