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臆病者のお姫様へ
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作詞 華咲 翔 |
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君が覚えた優しさは
どれだけ苦しかったことだろう
「傷つけないように」ということばかりに気をとられて
触れると崩れる脆い人形だらけに見えたよね
自分の神経尖らせて
頭に常に「ゴメンネ」を用意して
本音の周りに膜を張った虚言しか出てこなくて
何度いちいち言われた?
「そんなこと気にしてないよ」の一言
その言葉を聞く度に
「この気遣いっておかしい?」ってどこかで苦痛になりながら
相手に何がおかしいか聞けなかったね
何度いちいち心痛めた?
他人のそこにいない誰かに向けた一言
その言葉を聞く度に
「どうして平気で言えるの?」ってどこかで心痛めながら
相手にそれを言えずに ただ横で作り笑いして
長い間 相手の感情の責任ばかりとろうとしたね
「ねぇ 傷ついてない?」って 何度も確認したかったね
そんなこと言ったら 相手はきっとメンドクサイだろうからと
君はどこかで 傷ついてるのかさえ分からないのに
”他人の不確かな傷”を 自ら抱え込んでいったね
優しさなんてもっと簡単だから
ビクビクした優しさなんてもう忘れよう?
意外と使ってない想像力を使った優しさが きっと本当の優しさだよ
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