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ブラックホール
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作詞 ログハウス |
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暗闇が続いている 何にも視得ない闇
闇から闇が生まれて 心も黒に埋まって
希望と呼ばれるもの 光と名のつくもの
何て薄っぺらい言葉だけのマヤカシだったろう
死に向かう引力が 服の袖を引っ張るのか
ブラックホールが微笑った
こっちへおいでと手招く
人が好さそうな顔で
誰にでも平等な味方と言わんばかり
「楽になれるよ まあ少し
痛いかもしれないな
でも今までに比べたらましだぜ」
なんて、なんて言うのさ、、、
沈黙が続いている 何にも聴こえない音
無音から拾い上げたのは ひ弱な枯れ声
希望と呼ばれるもの 光と名のつくもの
何て薄っぺらい言葉だけを謳っていたんだろう
死に向かう引力が 靴の踵を踏みつけるのか
ブラックホールが微笑った
こっちへおいでと手招く
優しい温かな声で
誰にでも平等に許しの手を差し伸べ
「楽になれるよ まあ少し
怖いかもしれないな
でもこれからに比べたらましだぜ」
なんて、なんて言うのさ、、、
人の心はすぐにブラックホールを求める
吸い込まれた幾つもの夢を追うように
心臓がトクトク脈打つ 要らないのに腹が鳴り
まぬけなオーケストラが“いのち”を奏でる
悲しくなるよ 馬鹿げた僕の身体自身に
近づいたり 遠ざかったり 命はブランコ
生に向かう引力が 座った椅子を引き戻すのか
ブラックホールが微笑った
好きにすればいいよと
誰にでも平等にいつでも待っているからって
「楽になれるよ まあ少し
早いかもしれないな
でも気が向いたら 準備は出来てるぜ」
なんて、なんて言って
「ありがとう またきっと
お前と話をするだろう
その時はよろしくな」
なんて、なんて僕は微笑った
宇宙で一番の人間の理解者
ブラックホール
お前と仲良くやれること
お前と笑っていこう
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